ブドウ畑でピクニック&倉庫づくり@塩尻ワインサークル コミュニティヴィンヤード

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昨日は、運営している塩尻ワインサークル コミュニティヴィンヤードの集まりで長野県塩尻市のシェアヴィンヤードに行きました。

3月に剪定と誘引を行ったので、メルローもカベルネ・フランも整然と並んでいました。

畑に到着した11時頃の時点で気温は17度。最高気温は20度を超える予報で、東京にも劣らず暖かい気温です。日差しを遮れば涼しい風が吹き付け少し肌寒くも感じるのですが、この日は雲一つない快晴で、日差しが強く降り注いでいました。


今回の集まりの一番の目的は倉庫づくりです。

これまで、剪定ハサミはヴィンヤード長が代表して購入したものをわざわざ東京から持ってきてくれ、足りない分は111vineyard川島さんが持ってきてくださっていました。

いちいちみんなが大荷物になってしまうので早く倉庫がほしいねと常々話していたのですが、どうしても集合する日は畑作業の日になるので倉庫の設置と平行して行うことが難しく。今回も元々はワイナリー訪問を企画していたのですがリリース作業で各ワイナリー多忙という状況もあり、それなら倉庫づくりDAYにしようか!となったのでした。


ヴィンヤード長をはじめとし、一級建築士の資格を持つ男性メンバーが中心となり設営を進めてくれました。


男性陣が倉庫の設営に必要な物品の買い出しに行ってくれている間、ピクニックチームもテントを張るなど準備に勤しみます。


乾杯は、アルプスのミュゼ ドゥ ヴァン oasis 3 スパークリング。

Name: ミュゼ ドゥ ヴァン oasis 3 スパークリング
Winery: アルプス
Grape Variety: 60% Sauvignon Blanc, 25% Chardonnay, 15% Gewurztraminer
Region: Nagano, Japan

こちらは3年ほど前にも塩尻ワインサークルのメンバーで飲んだことがあるものです。2021年のワイン王国の日本ワインブラインドテイスティング企画で、スパークリングワイン部門の1位を受賞した実績もある素晴らしいワインです。当時は1,000円台で購入できたのですが、値上がりして2,000円台になってしまいました。(ネットではまだ1,000円台で購入できるところもあるようです)

キリリとドライな辛口のスパークリングワインですが、アロマティック品種の占める割合が多いことからふくよかで熟した白い果実のニュアンスが少し甘い雰囲気も醸し出します。食前酒にも良さそうな軽いのみくちの爽やかなスパークリングワインです。泡はしっかりありますがきめ細やかでクリーミー。2,000円台になったとはいえ、コスパに非常に優れたスパークリングワインだと思います。


白の一本目は井筒ワインの竜眼 2023です。

Name: 竜眼 2023
Winery: 井筒ワイン
Grape Variety: 100% 竜眼
Region: Shiojiri, Nagano, Japan

こちらはこのご時世の今なお1,000円台で手に入るお手頃なワインです。生産者は塩尻市の老舗ワインメーカーである井筒ワイン。GI長野の認定も取得しているワインです。

さらっと軽やかな印象の爽やかな白ワインです。酸味は低くておだやかながら、塩味やヨードのような独特のアクセントがあります。天ぷらなどに特に合いそうなお味です。久しぶりに飲みましたが、やはり日本の家庭料理の優しい味わいに寄り添ってくれるであろう優しい味わいの白ワインです。


倉庫チームを見守りながら、楽しく杯を乾かしていきます。


お弁当は塩尻駅内にあるアイマニSHIOJIRIでお弁当をテイクアウトさせていただきました!

鴨肉ロースト、スコッチエッグ、オリーブ、からあげ、サラダ、ペンネアラビアータ、いぶりがっことクリームチーズ和え?、バゲット・・・と、ワインに合いそうなメニューを色とりどりに詰め合わせてくれました!見た目以上にボリュームもあって大満足です。


続いて、一旦ロゼワインを挟みます。

塩尻ワインサークルのメンバーにもファンの多いいにしぇの里葡萄酒がこの春リリースしたばかりの新商品です。

Name: Rose 「春」(はまかんざし) 2023 Mr.r-0005
Winery: いにしぇの里葡萄酒
Grape Variety: 100% Merlot
Region: Shiojiri, Nagano, Japan

アセロラやスイカ、トマトリーフのような瑞々しさとベジタルな旨みのある辛口ロゼワインでした。う〜ん、本当においしい!滋味深くて飲みごたえがあり、しっかりとしたお食事と一緒にいただくとなおおいしく感じそう。

6月から猛暑が続き、9~10月の雨もとても少なく葡萄にとってはとても良い年でした。前半から良く熟し、9/18~9/21日の4日間で収穫した早摘みロゼ用メルローも、色付きが良く糖度も20度、酸も適度に残る状態でした。除梗破砕後すぐに搾汁し、乾燥酵母にて発酵、MLF後、古樽にて5か月間熟成させました。

綺麗なピンク色、紅玉リンゴやアセロラのような甘酸っぱい香り、穏やかな酸味と甘やかな味わい。晩春から初夏に、少し冷やし気味でぐびぐび飲みたくなる辛口ロゼワインとなりました。

古樽にて5か月熟成、メルロー100%。モッツァレラとトマトのサラダや冷やしトマトオリーブオイルなどが食べたくなります。生産本数291本

https://inishe-no-sato.com/?page_id=350

そしてまた白ワインに戻ります。111vineyardの川島さんが持ち込んでくださった、リリース前のベリービーズワイナリーのリースリングです。

Name: ZÉPHYR Riesling 2023
Winery: Belly Beads Winery
Grape Variety: 100% Riesling
Region: Shiojiri, Nagano, Japan

ラフランスのようなまろやかで甘い印象の中にホワイトぺやアカシアのニュアンス。ちょっと北ローヌっぽい雰囲気で好きでした。いい意味でリースリングらしくなく、ルーサンヌやマルサンヌ、グリューナー・フェルトリーナーを彷彿とさせます。


さらに白をもう一本いただきます。

塩尻からさらに北に約40kmほど行ったところの長野県池田町に位置するワイナリーです。

元々シャトー・メルシャンの契約農家としてブドウ栽培に従事しており、安曇野シリーズのワインはこちらのブドウが元になっているとか。
圃場は5haにも及び、シャルドネやメルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン、ソーヴィニヨン・ブランなど6品種を定植しているそうです。

Name: Sauvignon Blanc MERCURE 2021
Winery: ドメーヌ弘樹
Grape Variety: 100% Sauvignon Blanc
Region: Ikedamachi, Nagano, Japan

ピュアで強い果実味の印象。黄桃や花梨のフルーツポンチみたいな感じで、温暖と冷涼の間のほどよい塩梅。樽熟成しているそうですがその要素は溶け込んでいてほんのりトーストやビスケットな雰囲気があるかな?という感じ。
ロワールでもニュージーランドでもなく、オーストリアっぽい雰囲気があるよね〜と話していました

透明感があり、淡い麦わらやハシバミ色で落ち着いた色合い
カリンやグレープフルーツの甘苦いニュアンスに、
少し控えめなトースト香
旨味が強く、果皮からの淡い苦味、程よいタル香。
余韻も長くヴォリューミー。
程よくキレのある酸味が全体のバランスを取っている。

自社農園の厳選されたソーヴィニヨン・ブランのみを使用しています。

https://domaine-hiroki.wine/product/sauvignon_blanc_mercure/

暑い日だったので赤ワインの気分はそんなに上がらず・・・最後に駆け足でいただきました。

こちらも川島さんの持ち込みで、塩尻市内にある志学館高校のワインです。

Name: KIKYO 2016
Winery: 塩尻志学館高校
Grape Variety: 100% Merlot
Region: Shiojiri, Nagano, Japan

やや還元臭がするかなと思いましたが果実味のボリューム感はなかなかの出来栄えに感じました。


最後は、こちらも新しいワイナリーです。

松本市で2番目、塩尻ワイン大学の卒業生が立ち上げたワイナリーです。
酸味の強いブラッククイーンを豊かな果実味でバランス良く仕上げています。ニンニク醤油を使った揚げ物なんかと一緒にいただいたら美味しそうだと思いました。

Name: HILLS Black Queen 2022
Winery: HASE de KODAWAAR
Grape Variety: 100% Black Queen
Region: Nagano, Japan

みんなでワインを楽しんでいたらなかなか倉庫の設営が進まず、DIYチームだけ畑に残って30分ほど作業してもらって、完成しました!

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