多摩川沿いマンションのパーティルームでお花見ワイン会

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いよいよ東京の桜も満開!
…ということで、日本最大規模のオンラインサロンHolland Village Private Salon内のワイン同好会のメンバーで集い、お花見ワイン会を楽しんできました。


例年お花見の時期はまだ気温が低くて冷えたワインを飲むには寒かったり、天候が不安定だったり、人で賑わう公園はトイレが長蛇の列だったり…となかなかのんびり楽しめないのが現実。

今回は、そんな諸般の都合をまるっと解決するために同好会メンバーの方が居住するマンションのパーティルームをお借りしました!

幹事の私が主にワインをセレクトしつつ、参加者の方に任意でワインやおつまみを持ち寄っていただくスタイルです。

乾杯は南アフリカのロゼ スパークリングワイン!

乾杯といえばやはりスパークリングワインは欠かせません。
今回はお花見ということで、春の気分を高めようとロゼのスパークリングワインを選びました。

カジュアルな会にしたかったので、品質は担保しつつも価格帯としては抑えめに。ということで、ワイン愛好家にとっては鉄板のグラハム・ベック ブリュット ロゼ NVを投入です!

産地:南アフリカ/ ウェスタンケープ
品種:シャルドネとピノノワールがおよそ6:4〜4:6
アルコール度数:12.4%

グラハム・ベック ワインズは南アフリカのロバートソンに位置し、瓶内二次発酵で造るスパークリングワインに特化した造り手。醸造設備は全て本場シャンパーニュから機械を取り寄せ使用しており、製法に留まらず限りなくシャンパーニュに近い条件下でスパークリングワインを造っています。

ワイン産地ロバートソンは、ウエスタン・ケープの中で最も濃度の高い、そして世界でも最も古い石灰岩質土壌を有するシャルドネの銘醸地です。赤い頁岩や砂岩質、シストの混ざった風化した花崗岩質土壌の上に茶褐色の古生代の石灰質土壌が広がる地区で、天然の素晴らしい酸が備わったワインが生み出されます。(モトックスHPより引用)

レッドチェリーやイチゴ、クランベリーなどの赤系果実の華やかなアロマと滑らかな泡の質感が素晴らしいワインです。

一点、コルクが頑丈すぎて抜栓に苦労するところが難点です…!(どうしても開けることができず、男性の方に抜栓していただきました)

2本目から本気出しすぎな古酒シャンパーニュ

乾杯に続き、2本目も泡です。こちらはスパークリングワインの本場・シャンパーニュ産です。

Stesson Cuvée Bellissime Blanc de Blancs Brut

産地:フランス/ シャンパーニュ
品種:シャルドネ100%

参加者の方に古酒を扱う飲食店の方がいらっしゃり、こちらのシャンパーニュをお持ちくださいました。NVですが瓶詰めはかなり前だとのことです。エチケットの状態からして、確かに年代モノ感が出ているように思います。

初めて耳にするシャンパーニュメゾンですが、こちらはVallée de la Marne ヴァレ・ド・ラ・マルヌを拠点とするSTESSON ステッソンのBlanc de Blanc Brut。

見た目からしてゴールド感に磨きがかかっており、Blanc de Blanc ブラン・ド・ブランながらフレッシュな果実味や鋭利な酸味というよりは、柔らかに舌に乗り、鼻に抜けていく香りはブリオッシュやビスケットのような香ばしさがしっかりと感じられます。こんなに素晴らしいシャンパーニュなのに、人数(12人)の関係でご用意できたのがINAOグラスでごめんなさい…。

お気に入りのワイングラスでゆっくり味わいたい素晴らしいシャンパーニュでした!

3本目はチャレンジ枠で日本から

素晴らしすぎるシャンパーニュの後に堂々と出せるようなワインはあいにくなかったのですが、私が今回持ってきた中で楽しみにしていたもののひとつがこちらです。

シャトー・メルシャン 片丘ヴィンヤード ピノ・グリ&ゲヴェルツトラミネール 2021

産地:日本/ 長野/ 塩尻/ 片丘
品種:ピノ・グリ、ゲヴェルツトラミネール
アルコール度数 11.5%

日本のワインメーカーの中でも最大級のシャトー・メルシャン。その中でも長野県塩尻市地区の桔梗ヶ原ワイナリーで造られた白ワインです。2022年に新発売したもので、生産量はわずか400本。ワイナリー公開日に現地で直接手に入れたものでした。

ピノ・グリとゲヴェルツトラミネールといういずれもアロマティックなブドウ品種のみを用いていますが、味わいはしっかりドライ。ステンレスタンクで約9ヶ月育成されており、ブドウそのものが持つ個性を大切にされています。

レモンやライムのような爽やかな柑橘類の香りが主体で、ほのかにライチの香りが感じられます。おそらくピノ・グリがだいぶ多めなのではないかと思います。
酸味のほか、後味に心地よい苦味が感じられるのが印象的でした。鉱物感と言えば良いのでしょうか。グリ系の品種でしばしばこの特徴的な後味を感じることがあります。

4本目はドイツのデイリーワイン

続いても白ワインです。
こちらは参加者の方が持ち込んでくださったもの。

持ち込み主は国内の航空会社勤務で頻繁にヨーロッパに行くそうで、滞在中によくワインを買うそう。
こちらのワインはドイツのスーパーで目についたものを選んだそうです。

Weingut A. Diehl
Grauburgunder Weißburgunder

産地:ドイツ/ ファルツ
品種:グラウブルグンダー、ヴァイスブルグンダー

Grauburgunder(グラウブルグンダー)はピノ・グリ、Weißburgunder(ヴァイスブルグンダー)はピノ・ブランを指します。
エチケットが見づらいのですがエチケットの下部に’trocken (トロッケン)’と記してあり、辛口であることがわかります。口に含んでみるとピノ・グリとピノ・ブランの爽やかでピュアな風味を感じることができました。辛口ですがシャープな切れ味というよりはこざっぱりとしている、といった印象。その親しみやすさからか、参加者のみなさんが口々に「おいしい!」と声を上げていて人気の一本でした。

お花見と言えばやっぱりロゼワイン

5本目はロゼワインです。乾杯にロゼスパークリングワインを用意してありましたがスティルのロゼワインもこの日の主役のひとつです。

DELHEIM
PINOTAGE ROSÉ

産地:南アフリカ/ ステレンボッシュ
品種:ピノタージュ 96%、マスカット デ フロンティニャン 4%  
アルコール度数:12.7%

ロゼスパークリングワインと同じく南アフリカから、DELHEIM WINES(デルハイム ワインズ)のロゼワインです。東京・中野区の酒屋「柴田屋酒店」が輸入を手掛けています。

ピノタージュという南アフリカに固有の黒ブドウ品種から造った珍しいロゼワインであり、DELHEIM WINES(デルハイム ワインズ)はピノタージュのロゼワインを世界で初めて生産したパイオニアでもあります。

ピノタージュはピノ・ノワールとサンソーという黒ブドウを交配して造った品種で、ピノ・ノワールの酸味とサンソーの力強い果実味が特徴。ピノ・ノワールは冷涼〜温和な気候に適した品種であるため南アフリカではなかなか大規模に栽培できませんが、ピノタージュは比較的暑さにも強く南アフリカでの栽培に適していると言われています。

色調は輝きがありつつもしっかりとしたサーモンピンク色が美しい。
ピノタージュらしくパワフルでチャーミングな果実味が、グラスの外までプンプン飛んでくるようです!口に含んだときのボリュームもしっかりしていますが、酸味が高いのでだらしないことはなく、人気者の優等生といった印象のワインでした!

DELHEIM PINOTAGE ROSÉについての詳しい情報はこちら

締めくくりは赤ワインで

用意していたものの中には魅力的な白ワインやロゼワインもまだ残っていましたが、みなさん色々飲んでもわからなくなってしまいそうだったので、残り1本は赤ワインにしました。

JACOB’S CREEK
BOUBLE BARREL

産地:オーストラリア/ 南オーストラリア/ バロッサ・ヴァレー
品種:Shiraz 100%
アルコール度数:15.0%

コンビニやスーパーマーケットでもよく見かけるブランドのジェイコブス・クリークですが、こちらは少し手の込んだ一本。

ワイン用の木樽で12~18ヶ月熟成し、その後さらにウイスキーの熟成に使用したウイスキー樽を使って熟成をしている手の込んだ赤ワインです。
これだけしっかり木樽での熟成をしているだけあって、クローヴや焦がした木、トーストなど木樽由来のアロマがとても豊かでした。

それでもこの価格帯に抑えてくるのが、さすがジェイコブス・クリーク!といった感じです。

他にも色々と用意していたのですが、時間を決めていたのでここでタイムアップ。持ち込んだものの出せなかったものもありましたが、ほろ酔いで気持ちよく解散できて良い会でした!

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