5/19 シャルドネを学ぶ会を開催しました!

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昨年1月から参加しているオンラインサロン「HOLLAND VILLAGE PRIVATE SALON」内で「ワイン同好会」というグループの幹事を始めたのが昨年夏のこと。

750名を超えるワイン好きのサロンメンバーさんがグループに所属してくださっていたものの、昨年は妊娠中でなかなかオフ会を開催することができませんでした。

ようやく出産も終えて赤ちゃんとの生活も軌道に乗り始めたので、少し授乳をおやすみしてワインを楽しむべく、ランチタイムのカジュアルなワイン会を開催しました!

ワイン同好会のメンバーさんは「どんな品種が好きとはいえないけれどワインを飲むのが好き」「自分でワインを選べるようになりたい」という方が多いので、今回は基礎の基礎として「ブドウ品種って何?」「さまざまなタイプのシャルドネを飲んでみよう」というテーマでお話しさせていただきました。

乾杯はCAVAから

シャルドネのお話に入る前に、まずは喉の乾きを潤します。シャルドネ100%のシャンパーニュを出したいところでしたが、予算の関係もあり手頃なカバ CAVA(スペイン産のスパークリングワイン)で乾杯です。

ご用意したのはこちら

Pupitre CAVA BRUT RESERVA (ピュピトレ カバ ブリュット レゼルバ)

マカベオ、チャレッロ、パレリャーダの3品種をブレンドし、さらに18ヶ月の瓶熟成を経たレゼルバです。トースト香の余韻を持つ、辛口のスパークリングワインです。

富士貿易さんのキャンペーンでいただいたこちらのカバ。
たしかにカバってこんな感じの味わいだったな〜と思い出させてくれます。少しとろみのある黄桃や洋梨のような風味と、どこかラバー素材のようなニュアンスもあります。瓶熟成の賜物か、少しばかりトーストやナッツのような香ばしさも感じられました。

お食事はこのランチ会用に特別に組んでいただいたメニューです。
ワインに合うようにと、サラミやピクルスなどのおつまみと、ラタトゥイユのキッシュを盛り合わせていただきました。

お料理はどれもおいしかったのですが、特に写真真ん中のクリームチーズ?のブルスケッタがとても気に入りました。

ただ、このワンプレートで2,000円でしたので、くいしんぼうには少し物足りなかったです。

シャルドネ1本目 シャブリ

さて、さっそく一本目のシャルドネに入っていきます。
フランス・ブルゴーニュ地方・シャブリ地区の白ワイン。造り手はドメーヌ・ヴォコレ・エ・フィスです。

産地:フランス/ ブルゴーニュ地方/ シャブリ地区
ブドウ品種:シャルドネ100%
アルコール度数:12.5%

私としてはシャブリのプルミエ・クリュレベルのものを飲みたかったのですが、プルミエ・クリュになると樽香のニュアンスが入ってきてしまうため、断腸の思いでこちらのスタンダードなシャブリを選択しました。

購入先は葡萄畑ココスさんです。

色調は淡いレモンイエローで、見た目からして冷涼感が感じられます。

柑橘類や濡れた石の香りがあり、かといって鋭利というよりも白い花のようなエレガントな印象がありました。

シャルドネ2本目 アメリカ・カリフォルニア ブレッドアンドバター

比較対象はアメリカ・カリフォルニア州のシャルドネ、BREAD & BUTTER ブレッドアンドバターです。カリフォルニアワインのど定番で価格帯もちょうどよく、ビギナーの方にファンの多い印象があるので選んでみました。

実は私自身はブレッドアンドバターを飲むのがとても久しぶりで、記憶の中では「ザ、カリフォルニアのシャルドネ!樽!ボリューム!力強い!!」といったイメージでした。

産地:アメリカ/ カリフォルニア州
ブドウ品種:シャルドネ100%
アルコール度数:13/.5%

久しぶりに飲んだブレッドアンドバターの印象はというと、もちろんカリフォルニアのシャルドネらしいボリュームや樽によるクリーミーなニュアンスはきちんとありましたが、想像していた以上にそれぞれの要素の調和がとれており、とても緻密に図られたバランスを感じました。アルコール度数も13.5%と、しっかり感はありつつもやり過ぎ感がありません。狙いすましたこのスタイルなのだなと再認識し、この価格帯の中ではやはり優れていてファンが多いのもうなずけます。

こちらも葡萄畑ココスさんで購入しました。
大手のワインショップであればだいたいどこも取り扱いがあり、入手容易性も魅力のひとつです。

シャルドネ3本目 ビコーズワイン アイム シャルドネ フロム サウザーン フランス

シャルドネのうち最後の1本はこちら。日本のワインインポーター フィラデス社が手掛けるビコーズワインというシリーズの南仏シャルドネです。

産地:フランス
ブドウ品種:シャルドネ100%
アルコール度数:13.5%

実は2023年4月からビコーズワインのアンバサダーを務めることとなり、こちらのワインはアンバサダー特典として送っていただいたものになります。

ビコーズワインはバルクワインの状態で日本まで運ばれ、山梨で瓶詰めされているそうです。これにより従来の3.2倍の量をいっぺんに運ぶことができるため、輸送にかかるお金を削減しワインの価格を抑えているそうです。

飲んでみると果実のボリュームがしっかりとあり、黄桃やマンゴー、アプリコットなどの黄色い果物の特徴が出ています。少し香ばしい香りも感じられますが、価格帯を考えるとオークチップか樽板を使用しているのではないかと想像しました。
安価なワインにありがちな酸味が異常に強い、あるいは弱いなどということもなく、アルコールの揮発性がきつく感じることもありませんでした。価格のバイアスからついついあら探しをしてしまいましたが、価格に対する品質としては十二分という印象です。

ちなみにお値段は1,380円。家飲みのワインとしてはベストな価格帯ではないでしょうか。

3つのシャルドネの中でどれが一番好きか聞いてみたところ、半数の方がこちらのビコーズワインのシャルドネを選ばれたので驚きました!

会の最中にはシャルドネについて簡単に講義もさせていただき、3つのワインの違いについても解説させていただきました。説明用のスライドをしっかり用意していったのですが、こちらが話す以上にみなさんが興味を持って質問をしてくださったので、スライドの後半は使わずに終わりました。盛り上げていただき感謝です。

締めのロゼワイン プティ・ロゼ フリードリヒベッカー

ずっと勉強しながら飲み続けるのも無粋なので、最後は気兼ねなく楽しめるようなロゼワインを用意しました。こちらも購入先は葡萄畑ココスさんです。

産地:ドイツ/ ファルツ地方
ブドウ品種:ピノ・ノワール 45% 、 ドルンフェルダー 35% 、 ポルトギーザー 20%
アルコール度数:11.5%

購入後、ワイン会に持参する前にココスさんに「買いました!」とご連絡したところ、「すっぱいと言われないか心配…」とのお返事が。

すっぱいのか…ちょっと不安だな…と思い飲みましたが、たしかに酸味はしっかり感じられたものの、すっきりとしていて飲みやすいと感じられるギリギリの程度だったかなと思います。アセロラやクランベリーといった酸味の高い小さな赤い実をかじっているような爽やかさです。好き嫌いが分かれそうだなと思いました。もう少し果実味の要素が強く出ているとバランスよく飲みやすいのかもしれません。

この日のようにじめじめと蒸し暑い日の昼下がりにしっかり冷やして飲むにはちょうどよいと感じられました。






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