イノベーティブ・フュージョン「hortensia(オルタンシア)」(新富町)でのバースデーディナー

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7月に34歳の誕生日を迎え、かねてより訪ねたかったお店に少し背伸びをしてお邪魔することにしました。

そのお店とは、2023年12月に新富町にオープンした「hortensia(オルタンシア)」。

新富町、フレンチレストラン「Hortensia(オルタンシア)」
新富町にある、オーナーシェフ古賀哲司によるイノベーティブフレンチ「Hortensia(オルタンシア)」のオフィシャルサイト

hortensiaの古賀シェフの奥様でソムリエールでもある齋藤奈紀さんと2023年頃に偶然出会い、以来仲良くさせていただいていました。そのご縁でこちらのお店のことを知り、いつかお邪魔したいなと思っていました。

奈紀さんは現在フランスに留学中ですが、ちょうど7〜8月は帰国してお店にも立たれているということで、これはまたとない機会ですので思い切って予約させていただいたのでした。


#1 champagne ALFRED GRATIEN BRUT

乾杯はもちろんシャンパーニュから。「すっきり系とコクがある系、どちらがよろしいですか?」と聞いていただいたのでコクがある系を選びました。しっかりと冷えてきれいな酸味がありつつ、クリーミーな泡と濃厚なコクは格別でした。


お食事の一品目

発酵つや姫米 根菜類のピクルス 〜日本の朝食より〜

お米の優しい甘みがしっかりと感じられながら、苦みのアクセントが心地よかったです。



#2 Kloof Street Old Vine Chenin Blanc 2022

2杯目は南アフリアのシュナン・ブランです。造り手はスワートランドにワイナリーを構えるMullineux(マリヌー)。


二品目

ひと口のおたのしみたち

銀の器から時計回りに順番に、ガスパチョ的なもの、海老のタルタル?、お魚の何某か、お魚型のクッキー、ピスタチオと柑橘、パテ?、ビーツなど、真ん中は最中です。

すべて美味しかったけれど、ピスタチオと柑橘のものが一番好きでした!


#3 AILE D’ARGENT 2018

続いても白ワイン。言わずとしれたボルドーの五大シャトーのひとつ、Chateau Mouton RothschildのAILE D’ARGENT(エール ダルジャン) 2018年です。

およそ35年ぶりにリリースされた白ワインとのことで、希少性も相当でしょう。こんなにも素敵なワインを出していただけるなんて驚き、感動です。

There was no malolactic fermentation and no Muscadelle this year – both unusual for Aile d’Argent. Composed of 55% Sauvignon Blanc and 45% Sémillon (harvested August 30 to September 5), the 2018 Aile d’Argent has 13% alcohol and is a little reticent to begin, offering fragrant notions of lemongrass, freshly chopped ginger and lemon tart with a core of fresh pineapples, white peaches and aniseed. The palate is rich, sultry and exotic with loads of spices and tropical fruit and an electric backbone of acid, finishing very long.
(April 2019 Week 4 – Bordeaux 2018, The Wine Advocate, 24th Apr 2019)

https://www.katsuda.com/c/cont01/france02/bd02/mouton/mouton_aile/2105-1-105-s

三品目

オマールブルー カリフラワー ココナッツ 〜ミネラルと甘味〜


自家製のパンは後ろの大きな窯で焼いているそう。300-500度にもなるとおっしゃっていました。

ほかほかふわもちで、おいしかったです。


#4 GRUNER VELTLINER FEDERSPIEL TERRASSEN 2022

4本目はオーストリアのニーダーエスタライヒに位置するDOMANE WACHAU(ドメーヌ・ヴァッハウ)が造るグリューナー・フェルトリーナー。グリューナー・フェルトリーナーらしくホワイトペーパーの爽やかな香りが鼻を抜けます。


四品目

和歌山 鮎 加賀太胡瓜 モロヘイヤ 〜伝統とはしり〜

鮎はまったく臭みがなく、パリパリとした食感と鮎の身のジューシーさに舌鼓。


#5 BESSA VALLEY WINERY ROUSSANE 2020

5本目はちょっぴり変化球?ブルガリアの白ワイン、品種はルーサンヌです。

造り手はBESSA VALLEY WINERY(ベッサ・ヴァレー・ワイナリー)。
ブルガリアの首都ソフィアから南東に約135km離れたパザルジク州で、265haの畑が購入され2001年に設立されたワイナリーだそうです。


五品目

静岡下田の金目鯛 花ズッキーニ 車海老 〜旬と凝縮〜


#6 Chateau Haut-Brion 2003

6本目、なんだかすごいワインが出てきてしまいました…

言わずとしれた、ボルドーのメドック地区 5大シャトーのひとつ「シャトー・オー・ブリオン」です。

非常に滑らかな口当たりで、20年も経つとカベルネ・ソーヴィニヨンもこのように艷やかになるのだなあと惚れ惚れしました。


六品目

飛騨牛フィレとタン 4種じゃがいも 生山葵 〜日本の宝〜


#7 Black Canvas Sauvignon Blanc 2023

7本目は打って変わって、またカジュアルに。そして白ワインに戻ります。

ニュージーランドはマールボロのソーヴィニヨン・ブランです。

意気揚々とした雰囲気の果実味の豊かなソーヴィニヨン・ブラン。これぞマールボロですね。


七品目

山形夢ごこち米 北寄貝 えごま 〜旨味と香り〜

3種類の貝類が入っており、貝好きには堪りません。


締めのデザートは

沖縄パイナップル ライチ バラ 〜濃縮と余韻〜


#8 CHAMPAGNE BILLECART-SALMON BRUT ROSÉ

ワインも締めにかかります。

冗談で「シャンパーニュで始まり、シャンパーニュで締めないとね」なんて言っていたらこんな素敵なワインをご用意してくださいました。

ビルカール サルモン ブリュット・ロゼ Billecart Salmon Brut Rose

シャンパーニュLOVERの友人たちが、口を揃えて「ロゼシャンパーニュで美味しいのはビルカール・サルモンだけ」と断言するほどの実力者。実はこのたび、初めていただきました。嬉しかったなあ。


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お土産にはバスクチーズケーキとお菓子もいただいてしまい、翌日までたっぷり余韻を楽しませていただきました。バスクチーズケーキは前日までに予約すれば、1本購入できるそうです。

素晴らしい名店にお邪魔することができ、本当に楽しく思い出に残る夜でした!

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