ワインインポーターFiradis(フィラデス)の展開するビコーズワインのアンバサダーを務めた2023年5月から7月の3ヶ月間、週に1度程度の頻度でフィラデスの方とオンラインでお話をさせていただくアンバサダー会に参加させていただきました。
アンバサダー会では毎回異なる地域をテーマに簡単な講義形式のセッションが行われ、その地域について知識を深めることができます。ちょっとしたワインスクールに参加しているような感じです。
その中で、ブランドマネージャーの吉田さんがその地域のおすすめのワインをいくつか紹介してくださるのですが、これが毎回そそるのなんのって…
今、自宅のセラーがいっぱいなのでワインを購入するのは控えているのですが、今回のイタリアワインはとうとう堪えきれずに買ってしまいました。
左から
ヌスバウマー・ゲヴュルツトラミネール 2021 (トラミン)
イタリア アルト・アディジェ地方の名手Tramin(トラミン)のフラッグシップ的ワインです。
ヌスバウマーは畑の名前を指しています。
標高350-550mの日当たりの良い南東の急斜面に位置し、石灰粘土質の土壌を持ちます。
ブドウ品種はゲヴュルツトラミネール 100%。
ステンレスタンクで11ヶ月間の熟成を経ています。
セラー・マスターのウィリー・シュテュルツ氏 は2004年に『ガンベロ・ロッソ Gambero Rosso®』にて年間最優秀醸造家賞を受賞し、この『ヌスバウマー』はイタリア3大ゲヴュルツの 1つに挙げられ、毎年のようにトレ・ビッキエーリ(ガンベロ・ロッソ誌の『最高評価』)を取り続けています。
※ガンベロ・ロッソ Gambero Rosso®
イタリアのワイン専門評価誌。イタリアにはワイン評価誌がいくつかあり、その中でも最も重要な位置づけとなっている。
イタリアワインをおすすめいただくとネッビオーロやサンジョヴェーゼなどイタリアならではの土着品種が選ばれることが多いのですが、今回は4本ほどご紹介いただいた中でこの白ワインがドップバッターで紹介されたため、強く印象に残りました。しかもゲヴュルツトラミネールというと(私は大好きなのですが)、人によって好みが分かれるといいますか、好きな品種と言われてなかなか出てこないようなどちらかというややマイナーな立ち位置のブドウ品種かと思います。
それなのにこのイタリアという銘醸地の中でおすすめのトップバッターとして出てきたヌスバウマー。これは只者ではないという気配がプンプンしていましたので、購入に至りました。
バローロ・モンフォルテ 2018 (ドメニコ・クレリコ)
バローロ・ボーイズのトップ生産者のひとりがこのドメニコ・クレリコ。ロバート・パーカーが5ツ星評価を与えたことでも知られています。
2017年に惜しまれつつこの世を去った同氏の集大成として生まれたのがこの『バローロ・モンフォルテ』。このブレンドが2011年に出るまでは、全てが畑名クラスの上級バローロでした。このキュヴェに使用している畑の区画はクリュ・ジネストラ主体にクリュ・モスコーニをブレンド。クオリティを高めるべく、これまで以上にクリュ・バローロの選果を厳しくしたため、このワインにはかつてのクリュ相当のブドウが使われています。
王のワインであり、ワインの王であるとも言い知らしめるバローロという産地。数々の造り手が名を馳せるこの地であるがゆえ、「バローロだからおいしい」を超えて、「このバローロが好き」という強い推しがないとなかなか購入に踏み切れません。数々のバローロを飲んできたであろうインポーターさんだからこそのおすすめ、ということで、半ば「吉田さんがそういうのなら」というかなり他人任せな勢いで購入しました。
前述の理由でバローロはこれまであまり飲んだことがないので、これから飲むのが楽しみです!
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