自宅にシェフを招いてワインランチ会

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我が家には小さい子どもが二人いて、二人ともかなりのママ大好きっ子です。
特に長女は4歳になりだいぶ物事もわかってきたうえ、おしゃべりも上手になってきたので、平日の夜や休日に私が飲みに出かけようとすると大泣きでメンタルブレイク。後のフォローが大変になるので、ここ最近は飲みに出かけることも難しくなってしまいました。

そこで今回やってみたのが、自宅での平日昼間のワイン会。
友人らには仕事を休んでもらう必要があるので申し訳ないですが、私はまだ保育園にも通っていない次女を外に長時間連れ出すのも大変だし、かといって手料理でもてなす余裕もまたなかったりするので、みんなに自宅に来てもらって食事とワインを楽しめるというのはかなり嬉しいです。

利用した出張料理サービスはカジュアルコックです。


メンバーは塩尻ワインサークルで仲良くなった女性たちで、Yukoさん、Shihoさん、Kiriさん+私の4人。もともと塩尻ワインサークルの懇親会で、私が「自宅で赤ワインを開ける気分になかなかならないのでセラーに赤ワインばかり溜まっているので消費してほしい」と発言したのがきっかけでした。

ということで、この日は赤ワイン攻めがモットーです!


Kiriさんが持ってきてくれたブーケの雰囲気が完全に私好みでときめき。


RIDGEVIEW BLOOMSBURY (リッジヴュー ブルームスバリー)

赤ワインが主役といえど、乾杯はやっぱり泡でいきたいところ。スパークリングワインはわりと出番が多くセラーに適役がいないので困っていたところ、ちょうど運良くPRを引き受けている柴田屋酒店さんから12月のPRワインとしてイングリッシュスパークリングが届きました。

料理もあるし、最高のタイミング!
ということで、いそいそと抜栓させていただきました。

「リッジヴュー」は世界随一のワイン専門誌デカンター誌で”世界最高”の評価を獲得したワイナリー。
1995年、まだイングリッシュスパークリングがほとんど製造されていなかった時代にイーストサセックスの白亜質土壌を発見し、ピノノワール、シャルドネ、ムニエを植える決断をしたそうです。

ブルームスバリーの特長は、なんといってもその優しく甘美で包み込まれるような味わいの柔らかさ。
伊予柑、白桃、アプリコットなど、白い核果類が中心。
ほんのり桃のデニッシュのように、クリーミーだったり香ばしさも感じられます。アカシアのハチミツのようにさらりとした甘さも心地よいです。

酸味はありながら果実風味と調和しており、全体的にはまろやかな印象。
アペリティフにはもちろん、食後のデザート的にいただくのも良さそうでした。


前菜はマグロのミ・キュイ。

ミ・キュイ(mie cuit)は「半分火が通った、半生」を意味するフランス語で、この火加減はなかなか素人が自宅で再現するのは難しそうです。さすがシェフ。
ミ・キュイの下に敷かれている生クリームのソースが絶品で、みんな「タッパーに詰めて持って帰りたい」と大絶賛でした!


パンもちゃんと付いてきます。そのままいただくもよし、頼めばカリッと焼いてもくれます。(半分はそうしてもらいました)



小布施ワイナリー オーディネール メルロー 2020

2本目からは赤ワインです。このメンバーなので、やっぱり1本は塩尻ワインを飲みたいね、と。
ではこちらを比較して飲みましょうということで選びました。

かなり美味しかったので、これいくらくらいだったかなーと思ってネットで調べたら、なんと1万円近い値付けで転売されていました。

そんなに高価なワインの値段を忘れるはずがないので領収書を見てみたところ、4分の1程度の値段でほっと胸をなでおろしました。そういえば、たまたま入ったワインショップで本数限定で販売されているのを見て、そういえば小布施ワイナリーってあまり飲んだことがないなと思い購入したものでした。入手困難のため、プレミアム価格になってしまうのでしょうねえ。

ブラックベリーやプルーンなどの凝縮した黒系果実とすみれやバラなどの華やかさ、またフレンチオーク由来のバニラやシナモン、焦がした木などの甘やかさやスモーク感もよく調和しています。

全体的には丸みのある印象で、そこはやはりメルロー100%ならではと思いました。

続いて、お料理はアワビの入ったラビオリ。元々コースの内容としてはエビだったのですが、私がエビ嫌いのためメニュー変更してもらったところアワビに。
正直、アワビもめったに食べないので好きなのか嫌いなのかわからなかったのですが、いざ食べてみるととっても美味しかったです。



城戸ワイナリー キュヴェ・アカリ 2020

さて、本日の本丸「城戸ワイナリー」の赤ワインです。

こちらも抽選でないと買えない入手困難ワインのひとつです。そして先程の小布施ワイナリーと同じくメルローが主体で、2020年ヴィンテージ。比べ甲斐がありますね。

とはいえ、こちらの城戸ワイナリー キュヴェ・アカリはメルローの他にカベルネ・ソーヴィニヨンなどもブレンドされています。

城戸ワイナリーのワインに共通する強烈な華やかさを誇る、妖艶な香りはやはりこのキュヴェでも健在。複数品種をブレンドしたことによる複雑性が見事に表現されていて、熟したブラックベリーやブラックチェリー、ブラックプラム。スミレにリコリス、多少ハーブのニュアンスなどもあり、第一アロマはやはり凝縮感があります。
加えてほのかにクローヴ、スギ、チョコレート。わずかにドライレーズンのニュアンスも。

やはり素晴らしい造り手さんですね。ますますファンになりました。


お料理は牛フィレ肉のローストです。シンプルでおいしい。



パッチワイン モンテプルチアーノ ダブルッツォ

〆のワインはイタリア好きのShihoさんのチョイスでモンテプルチアーノ・ダブルッツォに決定。こちらもたまたま柴田屋酒店さんのワインで、11月にTOKYO WINE GIRLコラボでワインセットを組ませていただいた中の1本です。

前の2本に比べると親しみやすさがあり、チャーミングな印象です。
果実の凝縮感をバニラやシナモンなどの樽の香りがやや圧倒している印象でしたが、個性的でこれもまた良いのかなと思います。Shihoさんのように樽しっかりめが好きな方はおすすめです!


お食事の最後はブロッコリーのパスタ。仕上げにチーズをたっぷりと削って載せていただきました。


こちらはYukoさんが買ってきてくれたデザートのケーキ。

4人で4本(ちょっと残しました)。なんとも適量!(いや多い)

平日昼から幸せな時間でした。

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